使用土、釉薬、絵具

  1. 使用出来る土について

    栗山窯陶芸教室は、使用出来る土の種類が豊富にあるので、自分の作りたいイメージの作品を作ることが出来ます。例えば、雑誌や店頭で気に入った作品があれば、似たような雰囲気の作品を作ることが出来ます。作りたいイメージに合わせてそれに近い土と釉薬をお教えします。ただし、まったく同じものが出来るということではありません。

    土の種類は、陶器用白土、鉄分の少ない赤土から鉄分の多い赤土、黒土や初心者でも失敗なく使える磁器土やプロでも使うのが難しい磁器土まで各種取りそろえています。難しい磁器土でも石膏型を使うと作れないことはありません。

  2. 釉薬について

    基本的な透明釉、白マット釉、黄瀬戸釉、織部釉を初めとして、栗山窯で作っているオリジナルの釉薬や特殊な釉薬まで各種取りそろえています。

    詳しくは、こちらをご覧ください。

  3. 絵具について

    栗山窯陶芸教室では、下絵の具(焼成前の素焼きの段階で絵付けします)、上絵の具(本焼後に絵付けして、低温度で再焼成します)が自由に使えます。他の陶芸教室の場合、それぞれ絵具代や再焼成費が必要となったり、自分で絵の具を探して買わなければいけませんが、栗山窯陶芸教室では最初に払った土代以外は一切必要ありません。

    絵の具の種類は実に豊富にあります。また、特殊な絵付け方法として、釉上彩や交趾釉なども使用できます。

    ①下絵具の特徴
    • 下絵具

    下絵具は、素焼後に描いて、その上に釉薬を掛け本焼きします。釉薬の下に絵具があるので下絵具と言います。一般には呉須や鉄絵と喚ばれるものが下絵具に属します。以前は使える色が少なかったので、これを補うために後術する上絵具が作られましたが、最近は技術の進歩でほとんど出せない色はなくなりました。栗山窯陶芸教室では、日本製の下絵具や最近開発されたパステル調のアメリカ製の下絵具も使えます。

    下絵具の特徴としては、濃淡を出すことが出来ます。描いた線がそのままの状態で焼き上がります。勢いのある線やダミといった使い方もできます。ただし、直接素焼き素地に描くので失敗がゆるされません。基本的に描き直しは出来ません。

    残念ながら、増えたといっても上絵具に比べると使える色の種類が少ないです。また、濃度が濃すぎると釉はげが起こりますし、薄いと色が出ないことがあります。本焼きしてみないと確認が出来ないので、失敗する確率も増えてしまいます。


    ②上絵具の特徴
    • 上絵具

    上絵具は、一度本焼きしたものの上から描いて、もう一度800度前後で焼き付けます。釉薬の上に絵具があるので上絵具と言います。一般には赤絵や有田の磁器がこれにあたります。

    上絵具の特徴としては、使える色が豊富にあるということです。栗山窯陶芸教室では、市販の上絵具をそのまま使うのではなく、いろいろと混色の実験を行いの60種類の上絵具が使用できます。

    上絵具の特徴としては、ほぼそのままの状態で焼き上がります。したがって、焼き上がりの感じをつかみやすくなります。また、ぼかしやダミといったことが出来ない分、逆に鮮やかな綺麗な色に焼き上がります。釉薬の上に描くので描き直しやはみ出した部分を削り落とすといった作業も容易に出来ます。焼き上がりの失敗も少なくなりますし、一度焼いた後で同じ色や違う色を重ね塗りするということも出来ます。

    ただし、絵具によっては鉛系の溶剤を使っているので、器の中に描いた場合は酢の物等を入れるのは控えた方が良いです。